超アスペめし

つ食っていきましょう

アスペコーヒー:ネスプレッソのエスプレッソ

今日は入門編を一旦お休みして、コーヒーの話。私は一人暮らしをする前から、ネスプレッソのマシンで淹れたエスプレッソのコーヒーを毎日飲んでいる。

ネスプレッソとは

ネスプレッソというのは、世界最大の食品/飲料メーカーのネスレ(Nestlé)のエスプレッソコーヒーのブランドで、マーケティング戦略としてやたら高級感を打ち出してくるのが特徴。手軽さと美味しさを両立しているという点で、アスペめしに通じるものがある。コーヒーというのは底なし沼のように奥が深い世界のようだが、沼にはまらずに手軽に美味しいコーヒーを飲みたい人にオススメ。

www.nespresso.com

エスプレッソは飲み物か

エスプレッソというのはコーヒーの淹れ方による分類だが、この方法で淹れたコーヒーは普通量が少ない。ネスプレッソのマシンだと標準で約40ml。強い味のコーヒーに向いているリストレットという設定だと約25ml。これだと大さじ2杯もない。一口、二口で終わり。知らなかったらおちょこサイズのデミタスでコーヒーちょっと出されて「は?」と思う人もいそう。

実際、コーヒーにこだわりの無い人も沢山来そうなカフェでエスプレッソを注文すると「すごく量が少ないですよ」と警告されて、“Duh!”と返したくなることがたまにある。エスプレッソは多くの店で一番安いから、一番安い飲み物で渇きを癒そうと思ってたら数十mlだけ出てきてキレる客がいるのも不思議ではない。そういう人は、認識を改めよう。

そんな風に量が少ないから、エスプレッソがあまり普及しないんだと思う。でも、そもそもエスプレッソは普通の飲み物、つまり、美味しく水分補給をするためのものではない。コーヒーを味わうことを主眼とした純粋な嗜好品に他ならない。酒・タバコ・大麻などと同類と言ってもいい。これら他の嗜好品に比べると、税金も害も少なそうだし、社会の目も気にならないのがいい。どんどんキメていきましょう。

ちなみに、普通のドリップコーヒーは砂糖を入れない人も多いけど、エスプレッソには入れた方がいい。ネスプレッソブティック(後述)でも、エスプレッソは基本的に砂糖を入れて飲むものだと言っていた。実際、入れないと苦いよ。スティックシュガー3g全部入れて大丈夫。

ネスプレッソブティック

ネスプレッソブティックとは随分気取った名前だが、ネスプレッソ専用のコーヒーカプセルやコーヒーメーカーが売っている直営店のこと。デパ地下食品売場などで、周りとの調和を無視して高級感を打ち出しているのが特徴。表参道には何フロアかまるまる使ったようなところもある。慣れないと近寄りがたいかもしれないけど、無料でコーヒーの試飲ができるから、街歩きの小休憩にオススメ。もちろんこんな高級感をゴリ押ししている店は都会にしかない。東北・四国は皆無。まだ高知で消耗してるの? 

手軽な理由

ネスプレッソは専用のマシンに専用のコーヒーカプセルを入れて淹れるために手軽になっている。

作り方

  1. 水を2杯分入れる。
  2. カップをマシンの抽出口の下に置く。
  3. 湯通し:カプセルを入れる所の蓋を開けて戻すと、お湯が出てくる。コーヒーの通り道をきれいにすると同時に、カップを温めることにもなる。湯通しは連続で淹れる場合、2杯目以降は不要。
  4. カップの湯を捨てて、抽出口の下に置く。
  5. 蓋をもう一度開けてカプセルを入れて、蓋を戻すとコーヒーが出てくる。カプセルは自動で下に排出される。

コーヒーやお湯の量を測ったりすることが無いのが精神的に楽。結果に影響する計量は無いに越したことはない。

カプセルで儲けるビジネスモデルのため、マシンは安いのもあるし、無料で借りることもできる。【公式】ネスレ通販オンラインショップ いろんな種類のマシンがあるけど、味はどれも同じ。無料で借りられるUって機種は、高級感はあんまりないけど、リストレット(一番少ない抽出量)がある点で、他の安いやつより高機能。このオファーにまんまと乗っかった場合、当然カプセルを買わなきゃいけないんだけど、最低2ヶ月に10杯を3回だけでいいみたいなので、ちょっとしたコミットメントで済むみたい。意外と良心的だな。

カプセル

このオファーに乗っかっていない私の場合、カプセルが勝手に送られてくるわけではない。田舎に住んでいるからカプセルの入手がちょっと大変。というのも、カプセルは売っているところが限られていて、リアルに買えるのはネスプレッソブティックだけ。 直営店だから当然値引きはない。ネスプレッソのサイトからも買えるけど、普段は150個以上買わないと送料無料にはならない。。。ちなみに、1個75~93円で、10個が1セット。手間と味を考えるとリーズナブルだと思うけど、ヨーロッパだともっと安いと聞く。

いつも売ってる定番のは現在24種類。どれもコーヒーなんだけど、はっきり味が違う。マシンのおかげで味が安定してるから大体全部当てられると思う。カフェイン有り・無しを当てるのは厳しいかもしれないけど。ユーチューブ動画のネタになりそうだな。

限定カプセル

年に数回、限定カプセルが出て洒落たお知らせが送られてくる。毎回確かに定番のとは違う味のものを出してくる。ささやかな楽しみ。

ネスプレッソブティックでは、限定カプセルが出たことを知らずに来た体でいくと試飲するときにうまく振る舞えるのでオススメ。

評価

手間 ★★★★☆ 手軽さで言うと、開けるだけの缶コーヒーには負けるけど、インスタントコーヒーとはほとんど変わらないか、それより手軽。美味しさを左右する計量の手間がない分、美味しさが安定しているし、精神的負荷も少ない。水を入れる必要はあるけどお湯を沸かす必要もない。

味 ★★★★★ 普段の料理のアスペめしの★5なんてレベルではない。普通のカフェで出てきても全く問題ないレベル。コーヒーの専門家の意見はどうだか知らないけど、素人としてはこれ以上は望まない。ハイになるくらいものすごく美味しく感じることもたまにある。

写真は紅茶。